ダイニングテーブルの伸長式は本当に便利?後悔しない選び方とおすすめを紹介

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来客時や家族の成長に合わせて、柔軟にサイズを変えられる「伸長式ダイニングテーブル」。省スペースで普段はコンパクトに使える一方で、必要なときには広々とした食卓に早変わりする便利さが魅力です。

しかし「本当に使いこなせる?」「意外と面倒じゃない?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、伸長式ダイニングテーブルのメリットとデメリットを紹介します。また、タイプ別の仕組みや失敗しない選び方のポイントもお伝えします。家族の時間や来客のおもてなしが、もっと心地よくなるダイニングテーブル選びの参考にしてください。

目次

伸長式ダイニングテーブルのメリット

伸長式ダイニングテーブルとは、天板をスライドさせたり追加の板(中板やバタフライ板)を取り付けたりすることで、テーブルのサイズを自由に調整できる機能付きのテーブルです。普段はコンパクトに使えて、必要なときだけ広げられる便利な家具です。

「大きなテーブルがほしいけれど、場所をとるのは困る」「来客があるときだけ広く使えたらいいのに」という声に応えてくれます。ここでは、毎日の暮らしをもっと快適にしてくれる、伸長式ダイニングテーブルの3つのメリットを紹介します。

さまざまな用途に使える

伸長式ダイニングテーブルは、食事だけでなく作業台や子どもの勉強スペースとしても活躍します。必要なときだけ天板を広げられるため、一台で何役もこなして重宝します。限られたスペースを有効に使いたい方におすすめです。

来客時に別のテーブルを用意する必要がない

友人や家族が集まると、いつものテーブルではちょっと手狭に感じることもあります。しかし、伸長式なら天板をサッと広げるだけで、ゆったり座れるスペースに早変わりします。サブテーブルを出す手間もなく、スマートなおもてなしが可能です。

家族構成の変化に対応できる

子どもが増えたり、ご両親と同居したりと、家族の形は変わっていくものです。伸長式ダイニングテーブルであれば、その都度買い替える必要はなく、テーブルを広げるだけで新たな家族構成にもスムーズに対応可能です。

伸長式ダイニングテーブルのデメリット

伸長式ダイニングテーブルは、使う人数やシーンに合わせてサイズを変えられる便利な家具ですが、気をつけたいポイントもあります。ここでは、伸長式ダイニングテーブルのデメリットについて紹介します。

継ぎ目にゴミやホコリが溜まる

伸長式ダイニングテーブルは構造上、天板に継ぎ目が生じるため、そのすき間に食べこぼしやホコリが入り込みやすい点があります。とくに子どもがいる家庭では、食後に継ぎ目周辺をこまめに拭き取るなど、少し手間がかかる可能性もあります。

日々のお手入れを意識することで、清潔な状態を保ちやすくなります。

通常のダイニングテーブルより重い

伸長式ダイニングテーブルは、安定性確保のため、天板や脚が太く作られているケースが多いです。一般的なテーブルより重めなため、少し位置を変えたいだけでも、一人では動かしにくくなります。

掃除や模様替えの際は、床を傷つけないよう、複数人での移動をおすすめします。

伸長機構が劣化しやすい

伸長式ダイニングテーブルのサイズを変えるための可動部には、金具やネジが使われています。そのため、何度も伸ばす・戻すを繰り返すうちに、パーツがゆるんだり、ガタつきが出てくることもあります。

伸長式ダイニングテーブルでよくある失敗例

伸長式ダイニングテーブルは、実際に使ってみて「思っていたのと違った」と感じる方も少なくありません。たとえば、以下のような失敗例がよく見られます。

  • 継ぎ目にゴミがたまってお手入れが大変

テーブルの継ぎ目に、パンくずやホコリが溝に入り込みやすく、毎日のお掃除が少し手間に感じてしまうケースがあります。

  • 重くて動かしにくく、広げたまま使い続けることに

来客用にと購入したのに、テーブルが重くてもとに戻すのが面倒でそのまま、という方も多く見られます。

  • 使っているうちにガタついてくる

頻繁な広げ・戻しにより、ネジがゆるむまたは天板が安定しなくなるケースもあります。

失敗を防ぐには、購入前に重さや掃除のしやすさ、作りの丈夫さなどもチェックしておくと安心です。

伸長式ダイニングテーブルの適切なサイズ・高さ・設置スペース

伸長式ダイニングテーブルを選ぶときは、見た目のデザインだけでなくサイズ・高さ・設置スペースの3つをしっかり確認しておくことが大切です。とくに伸長式の場合は、広げたときの動線やまわりの余裕も考えておかないと、快適に使えなくなります。

ここでは、購入前に確認したい3つのポイントを紹介します。

伸長式ダイニングテーブルの適切なサイズ

まず大切なのは、家族の人数や部屋の広さに合ったサイズ感です。伸長式ダイニングテーブルは、狭すぎると窮屈に、広すぎると圧迫感が出てしまいます。以下の目安を参考にしましょう。

1人あたり幅60cm×奥行40cmは必要

 1人分のスペースとして「幅60cm × 奥行40cm」が快適に過ごせる目安です。隣の人とぶつからず、食器もゆったり並べられます。

【人数別】ダイニングテーブルのサイズ目安

人数別のサイズ目安は以下のとおりです。

  • 1~2人用:幅70~120cm
  • 3~4人用:幅120~150cm
  • 5~6人用:幅165~200cm

奥行はどのサイズでも80cm前後が扱いやすく、日常使いと拡張時のバランスを考えて選ぶのがコツです。

伸長式ダイニングテーブルの適切な高さ

テーブルと椅子の高さが合っていないと、腕や肩が疲れやすくなります。そこで目安となるのが差尺と一般的なダイニングテーブルの高さです。

差尺とは?

差尺とは、テーブルの天板下から椅子の座面までの高さの差のことです。「27~30cm」が理想とされています。

差尺は以下の式で計算できます。

「差尺=(身長 × 0.55)÷3−2」

例)身長160cmの場合 → 差尺約27cm

一般的なダイニングテーブルの高さ

国内のダイニングテーブルは高さ「70〜72cm」が標準です。67cmなら子どもと使いやすく、63cmのテーブルはソファと合わせて使う「ローダイニング」スタイル向きです。

伸長式ダイニングテーブルの設置スペース

テーブルと椅子が置けても、周りに十分なゆとりがないと、快適なダイニングとはいえません。以下のスペースを目安にしましょう。

椅子を引き座りするためのスペース

椅子を引き座りするためには、テーブルの端から約75〜80cmのスペースが必要です。これだけの余裕があれば、椅子を引く・座る・立ち上がるといった動作がスムーズに行えます。

椅子の後ろを人が通るためのスペース

ダイニングでは、椅子の後ろを人が通る場面や、すれ違いが発生する場面も想定しておくことが大切です。

  • 1人が正面を向いて通れる幅:55~60cm
  • 体を横にして通る:約45cm
  • トレーやお皿を持って歩く:約65cm
  • 2人がすれ違うには:110~120cm
  • 座っている人の後ろを通るには:50cm以上

これらを参考に、設置前にスペースをシミュレーションしておくと、暮らしやすく使い勝手のよい空間が作れます。

伸長式ダイニングテーブルの伸長方法と脚の種類

伸長式ダイニングテーブルを選ぶときは、見た目だけでなく「どうやって広げるのか」「脚の作りはどうなっているのか」も事前にチェックしておくことが大切です。ここでは、代表的な伸長方法と脚の種類を紹介します。

伸長方法の種類

伸長式ダイニングテーブルには、バタフライ式・エクステンション式・スライド式の3タイプがあります。それぞれ操作方法や見た目が異なるため、ライフスタイルに合わせて選びましょう。

バタフライ式

バタフライ式は、テーブルの端に折りたたまれた天板を持ち上げて広げるタイプです。コンパクトで操作が簡単なため、1〜2人暮らしや省スペースを重視したい方におすすめです。

片側だけ広げて壁につけるなど、レイアウトも柔軟に調整できます。ただし、折りたたまれた天板が常に見える構造のため、すっきりとした見た目を重視する方には気になる場合もあります。

エクステンション式

エクステンション式は、天板を左右にスライドし、中央にできたスペースへ補助板を入れて広げる仕組みです。補助板は普段は見えない位置に収納でき、使わないときも見た目がきれいに保てます。

広げたときの安定感もあり、家族が集まる時間や来客時にぴったりです。デザイン性の高いものも多く、部屋の雰囲気にこだわりたい方にも人気です。中央にできる継ぎ目にゴミが入ることもありますが、ランチョンマットを使うと清潔に保ちやすくなります。

スライド式

スライド式は、メインの天板の下に補助天板が収納されており、引き出して広げるタイプです。段差のないタイプなら、天板がフラットにつながるため見た目も自然で、食事もしやすくなります。

段差のあるタイプは、作業やお子さんの勉強スペースに便利ですが、食事にはやや不向きな場合もあります。どちらも使わないときは補助板が目立たないため、空間をすっきり見せられるのがメリットです。

脚の種類

脚の作りも、使いやすさに関わる大事なポイントです。脚には「移動式」と「固定式」の2つのタイプがあります。

移動式

移動式は、テーブルを広げるときに脚も一緒に動くタイプです。長辺側にも椅子を並べやすく、人数が増えてもゆったり座れます。

片側だけ動かせるタイプもあり、壁につけて設置したいときにも便利です。床への傷が気になる場合は、ラグやフェルトで保護すると安心です。

固定式

固定式は、脚の位置が変わらず天板だけが伸びるタイプです。脚が動かないため操作が安定していて、床をこする心配も少なく、力もあまり必要ありません。

しっかりした脚は安定感もあり、子どものいる家庭にもおすすめです。ただし、脚がある位置によって椅子の追加が難しいこともあるため、中央に脚があるタイプや短辺側に椅子を足すなどの工夫をするとよいでしょう。

伸長式ダイニングテーブルの形状

伸長式ダイニングテーブルを選ぶときは、天板の形にも目を向けてみましょう。見た目の好みはもちろん、部屋の間取りや暮らし方に合った形を選ぶことで、より快適で居心地のよいダイニング空間になります。

長方形

長方形のテーブルは最もよく使われる定番の形で、サイズやデザインの種類がたくさんあります。壁づけにする、または部屋の形に合わせて配置しやすく、空間をすっきりと使えるのが魅力です。また、食事だけでなく仕事や勉強などの作業スペースとしても使いやすく、家族構成の変化にも柔軟に対応できます。

ただし、ある程度の広さが必要で、対角線に座ると少し距離があり、会話がしにくく感じることもあります。人数が少ないときは、片側に寄せて使うなどレイアウトを工夫するのがおすすめです。

円形・楕円形

円形や楕円形のテーブルは角がなく、やわらかい印象を与えてくれます。どの席からも顔を見合わせやすく、団らんの場にぴったりな形です。

正方形に近い部屋やコンパクトな空間によくなじみます。ただし、テーブルの周囲にできる四隅がデッドスペースになりやすい点には注意しましょう。

伸長式ダイニングテーブルを選ぶ際のポイント

伸長式ダイニングテーブルにはさまざまな種類があり、どれを選べばよいのかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、後悔しないために購入前にチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。

設置空間のテイストとマッチするか

伸長式ダイニングテーブルを選ぶ際は、部屋のテイストに合った色や素材を意識することが大切です。たとえばナチュラルモダンなら、白や淡い木目で統一するとやさしい印象になります。

黒やグレーをアクセントに取り入れれば、空間が引き締まり洗練された雰囲気に仕上がります。

伸長・伸縮の操作がしやすいか

広げるのが重くて大変となると、せっかくの機能も使わなくなってしまいます。1人でもスムーズに動かせるかどうかは大切なポイントです。お店で実際に試してみるか、ネットで買う場合はレビューや動画を参考にして、操作のしやすさを確認しておくと安心です。

耐久性やメンテナンス性はよいか

長く使うためには、天板や脚の素材選びも大切です。以下のような素材があります。

  • セラミック

高級感があり、熱・キズ・汚れに強くお手入れが簡単です

  • 強化ガラス

軽やかでスタイリッシュで割れにくいですが、水滴や指紋が目立ちます

  • メラミン樹脂

水や汚れに強く、お手入れも楽です

  • 無垢材

木のぬくもりと経年変化を楽しめますが、こまめなメンテナンスが必要です

使い方やライフスタイルに合わせて、ぴったりの素材を選びましょう。

自分で組み立てが必要か

商品によっては、自分で組み立てが必要なものもあります。パーツが多いと時間もかかるため、不安な方は組立サービス付きのものを選ぶと安心です。

保証やアフターサービスはあるか

ダイニングテーブルは長く使う家具だからこそ、万が一のトラブルに備えて、購入前に保証内容やアフターサービスの有無をしっかり確認しておくことが大切です。初期不良や不具合が発生した際に、返品・交換・修理などの対応が受けられるかどうかをチェックしておきましょう。

伸長時に追加する椅子の種類とそれぞれの特徴

伸長式ダイニングテーブルを選ぶときに、意外と迷いやすいのが追加用の椅子をどうするかという点です。ここでは、追加用として使いやすい3つの椅子のタイプを紹介します。

通常のダイニングチェア

一番スタンダードなタイプで、背もたれがあるため座り心地もよく、来客にも快適に使ってもらえます。テーブルと同じデザインでそろえると、部屋に統一感が出て見た目もすっきりします。素材や色、サイズのバリエーションも多く、選びやすいのも魅力です。

ただし、使わないときは置き場所に困ります。スペースに限りがある場合は、重ねて片づけられるスタッキングチェアのような省スペースタイプがおすすめです。

ダイニングベンチ

ダイニングベンチは、数人が横並びで座れる長椅子タイプです。来客が多いご家庭でも柔軟に対応でき、実用性に優れています。背もたれのないタイプなら、後ろのスペースを取りにくく、玄関ベンチや飾り棚などに使えます。

ただし、長時間座るのがつらく感じる点には注意が必要です。横幅もあるため、狭い部屋には不向きです。背もたれ付きタイプは少し重くなる傾向があるため、持ち運びやすさもチェックしましょう。

スツール

背もたれやひじ掛けのない、シンプルでコンパクトな1人用の椅子です。軽くて移動しやすく、使わないときは部屋のすみに片づけられるため、スペースが限られている部屋にも向いています。

玄関やキッチンでの補助椅子、サイドテーブル代わりなど、さまざまな使い方ができるのもポイントです。ただし、長く座ると疲れやすく、転倒リスクもあるため、安全面には注意が必要です。

伸長式ダイニングテーブルのおすすめ

ここでは、機能性とデザイン性を兼ね備えたおすすめの伸長式ダイニングテーブルを紹介します。

耐久性・操作性とデザイン性を兼ね備えたシックな伸長式テーブル

ダイニングテーブル選びで重視したのは「長く使える丈夫さ」と「家族や来客に合わせて広げられる柔軟性」そして「部屋の雰囲気になじむデザイン性」です。株式会社河口家具製作所では、伸長式セラミックダイニングテーブルをおすすめいたします。

ダークグレーの天板とブラックスチールの脚の組み合わせは、モダンやインダストリアルなインテリアと相性抜群です。落ち着いた色合いと直線的なフォルムが、洗練された雰囲気を演出します。

通常サイズは幅160cmで、3〜4人のご家族がゆったりと使える広さです。奥行88cmで対面でも圧迫感がありません。来客時には最大200cmまで広げられ、短辺にも座れるため最大8人まで対応可能です。

天板は、5mmのセラミックに8mmの強化ガラスを重ねた13mmの二層構造です。割れやすいセラミックの弱点を補い、強さと高級感を両立しています。

高温に強く、熱い鍋を直接置けるほか、ナイフやフォークでも傷がつきにくい仕様です。表面は非吸水性で、汚れもサッと拭くだけでお手入れ簡単、アルコール消毒にも対応しています。

耐久性・操作性とデザイン性を兼ね備えたシックな伸長式テーブルの詳細は、こちらのページからご覧ください。

まとめ

伸長式ダイニングテーブルは、限られたスペースでも柔軟に使える便利な家具です。来客時や家族の成長に合わせてサイズを調整できる一方で、重さや継ぎ目、可動部の劣化といった注意点もあります。

失敗を防ぐためには、設置スペース・伸長方法・脚の構造・素材・操作性・保証内容など、総合的にチェックすることが大切です。

河口家具製作所では、デザイン性と品質に優れた家具を豊富に取りそろえております。サイズやデザインの選択肢も幅広く、住まいやライフスタイルにぴったりの一脚をお選びいただけます。

自社製品は3年、輸入品には1年の保証が付帯しておりますので、家具のご購入が初めての方にも安心してご利用いただけます。ぜひ、当社のオンラインショップをご覧ください。

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