セラミック天板ダイニングテーブルって実際どう?メリット・デメリットと選び方

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傷や熱に強く、高級感のある見た目が魅力の「セラミック天板ダイニングテーブル」。最近ではSNSやインテリアショップでもよく見かけるようになり、気になっている方も多いのではないでしょうか?

しかし、見た目や機能性だけで選んでしまうと「思っていたのと違った…」と後悔することもあります。

本記事では、セラミック天板ダイニングテーブルのメリットやデメリット、選ぶ際のポイントなどについて解説します。また、おすすめのセラミック天板ダイニングテーブルもご紹介しますので、理想のお部屋作りの参考にしてください。

そもそもセラミック天板とは?

セラミック天板とは、天然の鉱物を主成分とした素材を高温で焼き固めて作られた天板です。天板の表面はザラつきのあるものやツルツルしたものなど種類も豊富です。

高温で焼き上げるため、硬度が高い点が特徴であるほか、価格が安定していることから木材の代替品としても注目されています。また、デザイン性も兼ね備えていることから、おしゃれなテーブルを長く使いたい方からの需要も高くなっています。

家事効率アップ!セラミック天板ダイニングテーブルのメリット

セラミック天板のダイニングテーブルには、以下のようなメリットがあります。

  • 高級感がある
  • 傷や摩耗に強い
  • 熱に強い
  • 水分や汚れに強い
  • 手入れがしやすい
  • 経年劣化が少ない

ここでは、上記で挙げたメリットについて詳しく解説します。

高級感がある

セラミック天板を使用したダイニングテーブルは、素材特有の質感や重厚な雰囲気による高級感を楽しめます。また、光沢感を抑えたものも多く、重厚感があることからシックでモダンな雰囲気のある空間とマッチします。

継ぎ目が少ないなど無駄を省いたデザインが多いため、スタイリッシュなお部屋作りにもおすすめです。

傷や摩耗に強い

前述のとおり、セラミックは高温で焼き上げられることで非常に硬度が高く、傷や摩耗に強いという特性があります。ナイフやフォークなどの金属製カトラリーをうっかり落としてしまっても、表面に傷がつきにくく、美しい外観を長く保てます。

家族での食事や友人を招いたホームパーティーなど、日常的に使用するシーンでも傷を気にせず使えるのは、セラミック天板の大きな魅力です。

熱に強い

セラミックは高温に強いという優れた特性を持っています。たとえば、鉄の融点は約1,500度、銅の融点は約1,080度であるのに対し、セラミックの一種であるアルミナは約2,050度と非常に高い耐熱性を誇ります。

そのため、熱々の鍋やフライパンを直接置いても、天板が劣化したり変形したりする心配がなく、日常使いでも安心して使用できるのが大きな魅力です。

水分や汚れに強い

セラミック天板は優れた防水性を持っており、飲み物をこぼしてもサッと拭き取るだけで元の美しさを保てます。さらに、醤油やソース、コーヒーなどの汚れにも強く、シミになりにくいのが特長です。

万が一、油性ペンで書いてしまった場合でも簡単に拭き取れるため、子どもがいる家庭でも安心して使用できます。

手入れがしやすい

セラミック天板は水分を吸収しないことから、水拭きのみでの手入れでも清潔に保てる点が特徴です。どうしても汚れが気になる場合でも、中性洗剤を使用するだけで汚れを取り除けます。

ワックスやオイルを塗るといったメンテナンスの必要もなく、日常的に使用するものだけで清潔感を保てる点もセラミック天板の強みです。

経年劣化が少ない

セラミック天板は紫外線や気温、湿気などに強く、経年劣化に強い点が特徴です。そのため、長期間使っても新品に近い見た目をキープでき、古さを感じさせないデザインを楽しめます。

割れる?セラミック天板ダイニングテーブルのデメリット

手入れのしやすさや経年劣化の少なさなど、多くのメリットを持つセラミック天板ダイニングテーブルですが、注意すべきデメリットも存在します。

  • 重いため移動や組み立てが大変
  • 食器を置く際などに音がする
  • 冬場は表面の冷たさが気になる可能性がある
  • 書き物がしにくい
  • 衝撃で角や端が欠けるおそれがある

ここでは、それぞれのデメリットを紹介します。

重いため移動や組み立てが大変

セラミック天板は素材の密度が高いため、同じサイズの木製やガラス製と比べても重くなります。引っ越しや模様替えの際は数人で運ぶ必要があるほか、組み立てに苦労しやすい点がデメリットとなります。

また、重量があることから床材に傷や凹みがつきやすく、使用する際はラグを敷くなどの対策が必要です。

食器を置く際などに音がする

セラミックは非常に硬い素材のため、ガラス製や陶器製の食器を置くと「カチン」といった高めの音が出ます。音が気になる場合は、ランチョンマットやコースターを使用することで、衝撃音をやわらげることが可能です。

冬場は表面の冷たさが気になる可能性がある

陶器に近い性質を持つセラミック天板は熱を伝えやすいため、冬場には表面がひんやりと冷たく感じられることがあります。冷たさが気になる場合は、ランチョンマットやテーブルクロスを使用して使いやすい状態にするなどの対策が必要です。

書き物がしにくい

セラミック天板は、デザイン性を高めるために細かな凹凸やザラつきのある仕上がりとなっています。そのため、ボールペンや鉛筆で字を書くとガタガタしてしまったり、紙が破れそうになったりすることがあります。

子どもの宿題や在宅ワークなど、食事以外で使うシーンも多い場合、下敷きやマットを敷いて使用するのがおすすめです。

衝撃で角や端が欠けるおそれがある

硬度が高い点が特徴のセラミック天板ですが、衝撃に対して割れやすいというデメリットもあります。硬いがゆえに素材の柔軟性や弾力性が低く、強い衝撃が加わると角や端が欠けてしまう可能性があります。

また、一度欠けてしまうと修復が難しく、場合によっては天板全体を交換しなければならないケースもあるため、取り扱いには注意が必要です。

食器やグラスの方が割れる可能性も

セラミック天板は硬度が高い反面、柔軟性や弾力性がないため、グラスや食器を落とした際には衝撃がそのまま伝わり、割れてしまうことがあります。

場合によっては、食事中にグラスを倒しただけでも破損するおそれがあるため、テーブルマットやランチョンマットなどを活用して衝撃を和らげる工夫が必要です。

セラミックテーブルとメラミンテーブルは何が違う?

セラミックテーブルの購入を検討している方のなかには、メラミンテーブルも選択肢のひとつとして考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

メラミンテーブルとは、天板の表面にメラミン化粧板を使用したテーブルのことを指します。無地のほか木目調や大理石調などデザインのバリエーションが豊富で、セラミックと同様に熱・水・傷に強く、長持ちしやすいといったメリットがあります。

ここでは、セラミックテーブルとメラミンテーブル、それぞれに適している人について解説します。

セラミックテーブルがおすすめの人

耐熱性や耐傷性に優れたテーブルを求めている方には、セラミックテーブルがおすすめです。傷がつきにくいため、物を落としたり、カッターなどを使う機会が多くても、長く美しい状態を保ちやすい点が魅力です。

さらに、熱にも強いため、鍋やフライパンをそのまま置きたい人にもおすすめです。

メラミンテーブルがおすすめの人

できるだけコストを抑えたい人や面倒なメンテナンスを避けたい人は、メラミンテーブルがおすすめです。セラミックテーブルは約4万円〜10万円を超えるものがある一方、メラミンテーブルは2万円台から購入できます。

また、比較的軽量なため、模様替えや掃除の際にも移動しやすく扱いやすい点も魅力のひとつです。さらに、日常のお手入れも簡単で、水拭きや乾拭きで汚れを落とせるほか、油汚れも中性洗剤でサッと拭くだけで済みます。

さらに、素材に弾力があるため、万が一衝撃が加わっても天板が割れるリスクは低く、安心して使えるのもポイントです。

セラミック天板ダイニングテーブルを選ぶ際のポイント

セラミック天板のダイニングテーブルは、ブランドごとにサイズやデザインなどが異なります。ここでは、セラミック天板ダイニングテーブルを選ぶ際のポイントについて解説します。

設置空間のテイストとの相性

セラミック天板は、単色・マット・光沢仕上げなど、豊富なバリエーションがあります。そのため、設置する空間の床材や壁の色、照明の雰囲気などと調和するかどうかが重要なポイントです。

テーブルのサイズ

テーブルのサイズは使用する人数やお部屋の広さによって異なります。1人あたりに必要なスペースは「幅60cm×奥行き40cm」が一般的です。人数や部屋の広さに対してテーブルが大きすぎたり小さすぎたりすると、空間が窮屈に感じる原因になります。

購入前には必ず部屋の寸法を測り、設置後のレイアウトをシミュレーションしておくことをおすすめします。

テーブルと椅子の高さのバランス

食事や作業をストレスなくするためには、テーブルと椅子の高さのバランスが重要です。テーブルの高さと椅子の座面との差を指す「差尺」が27cm〜30cmが一般的な差といわれています。

このバランスが合っていないと、椅子の出し入れがしにくくなったり、肘掛け椅子がテーブルの下に入らないなどの不便が生じます。購入前に、使用予定の椅子との相性を確認しておきましょう。

天板の厚み

ダイニングテーブルを選ぶ際は、天板の厚みも考慮する必要があります。厚い天板は重厚感や安定感に優れ、耐久性もよい点が特徴です。一方で薄い天板はスタイリッシュな印象がありますが、欠けや割れといったリスクが高い点に注意が必要です。

設置場所への搬入経路

セラミック天板は重量があるため、設置場所までの搬入経路を事前に確認しておくことが必要です。なかには分解できないタイプのテーブルもあるため、玄関・廊下・階段などの幅や高さを測り、搬入が可能かチェックしておきましょう。

メンテナンス方法

セラミック天板は、日々のメンテナンスが非常に簡単です。水分や油分が染み込みにくいため、柔らかい布で軽く拭くだけで清潔な状態を保てます。

汚れがひどい場合でも、アルコール系のクリーナーを使えば落としやすくなります。 ただし、研磨剤入りの洗剤や金属たわしなどは天板に傷がつくおそれがあるため、使用は避けましょう。

修理・処分の方法

セラミック天板は、小さな欠けであれば補修が可能な場合もありますが、大きく割れたり破損した場合は修理が難しく、天板そのものの交換が必要になります。 また、処分する際は自治体での回収に対応していないケースが多いため、家具回収業者への依頼が一般的です。

おすすめのセラミック天板ダイニングテーブル2選

ここでは、以下の2つのセラミック天板ダイニングテーブルを紹介します。

  • 【JUPITER】脚のデザインが個性的なセラミックテーブル
  • 【伸長式】シーンに合わせて広さを変えられる伸長式セラミックテーブル

どちらもデザイン性に優れており、空間の雰囲気に合わせて選ぶことで、より洗練されたダイニングを演出できます。

【JUPITER】脚のデザインが個性的なセラミックテーブル

こちらのセラミックテーブルは、全体的に丸みを帯びており、柔らかな印象を感じさせるデザインです。天板の厚みは4cmで、テーブルの側面は柔らかな仕上がりで思わず触りたくなるような質感となっています。

天板は木星の月面をイメージしたデザインで、お部屋の雰囲気にマッチしやすいカラーと奥行きを感じさせる柄が高級感を演出します。脚部はグレージュカラーのアイアンスチールを採用し、マットな質感でナチュラルな淡い色味が特徴です。

サイズは150cmと180cmの2種類を展開しており、お部屋の広さやご家族の人数に合わせて選択できます。また、脚底には傷防止のフェルトが施されているため、床を傷つけることなく使用できます。

【JUPITER】脚のデザインが個性的なセラミックテーブルの詳細は、こちらのページからご覧ください。

【伸長式】シーンに合わせて広さを変えられる伸長式セラミックテーブル

こちらのセラミックテーブルは、伸縮可能なエクステンション式天板を採用している点が特徴です。天板の片側を引くだけでテーブルが伸縮するため、女性の方でも簡単にテーブルの幅を調整できます。

天板の上部は厚さ5mmのセラミック素材を使用し、下部には厚さ8mmの強化ガラスを施しているなど、セラミックのデメリットである割れにくさを解消しています。

サイズは幅160cm〜200cm×奥行き88cm×高さ72cmです。カラーはダークグレーのみとなっており、重厚感のあるインダストリアルスタイルやホテルライクな高級感のあるお部屋にマッチしやすいダイニングテーブルです。

【伸長式】シーンに合わせて広さを変えられる伸長式セラミックテーブルの詳細は、こちらのページからご覧ください。

まとめ

セラミック天板のダイニングテーブルは、優れた硬度が魅力の家具です。また、素材ならではの重厚感や高級感があり、傷や摩耗にも強いため、長く美しい状態を保ちながら使い続けることができます。

選ぶ際は、テーブルのサイズだけでなく、椅子との高さが合っているかを確認することが大切です。また、搬入経路の確保も忘れずに検討し、ご家庭にぴったり合う一脚を見つけましょう。

株式会社河口家具製作所では、ダイニングテーブルや椅子、キッチンカウンターなど多様なデザインの家具を取り揃えています。豊富なテイストと素材の選択肢から、インテリアの雰囲気やお好みに合わせて、最適なテーブルをお選びいただけます。

また、メラミン素材や無垢材を使用した製品も、お求めやすい価格でご提供しております。商品には保証が付いており、アフターサポートも充実しているため、初めての方でも安心してご購入いただけます。ぜひ一度、当社のオンラインショップをご覧ください。

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