デスクを選ぶとき、最後まで迷うのは天板の素材ではなく、サイズと生産国だったりします。120cmと140cm、たった20cmの差なのに部屋に置いたときの印象はまるで違います。国産と書かれた商品もあれば、生産国の記載が無い商品もあり、何を基準にすればよいのか分かりにくいところです。ここでは河口家具製作所のデスクを例に、サイズと生産国という2つの判断材料を、実測の数字だけで整理します。
天板に手を置いたときの奥行きの余裕は、写真だけでは伝わりません。ノートPCを開いた横に書類を広げられるか、コーヒーカップを置く場所が残るか。数センチの差が、毎日机に向かう時間の心地よさを左右します。
実際のサイズ感を写真で確認したい方は、河口家具製作所のワークデスク一覧から現行ラインナップをご覧いただけます。
目次
120cmと140cmの違いに迷う理由
サイズ選びの迷いとは、部屋の広さと作業内容の両方を同時に満たそうとして基準が定まらない状態のことです。
120cmは1人用の作業机として過不足がなく、ワンルームや子ども部屋にも置きやすいサイズです。一方140cmはノートPCと書類を並べて置けるゆとりがあり、在宅ワークで長時間過ごす方に選ばれています。
数字だけを見ると140cmのほうが便利に思えますが、部屋の奥行きによっては圧迫感が出てしまいます。逆に120cmでは狭く感じて、結局モニターアームや収納を買い足すことになるかもしれません。
サイズは「作業に必要な広さ」と「部屋に置いたときの余白」の両方から決めるのが、後悔しない選び方です。
作業内容で選ぶ、120cmと140cmの目安

作業内容からの目安とは、パソコン1台か2台か、書類を広げる作業があるかどうかで必要な天板幅を判断する考え方です。
ノートPC1台とマウスパッド程度であれば、120cmで十分にゆとりがあります。メールの返信や動画視聴が中心の使い方なら、部屋を圧迫しない120cmのほうが暮らしになじむでしょう。
外部モニターを併用する方や、書類とノートPCを同時に広げる仕事をしている方には140cmをおすすめします。20cmの差は、モニタースタンドを置いたときの手元スペースにそのまま表れますね。
なお、デスクのラインナップの中には【LUCAS】デスクのように140cm展開がなく120cm1サイズのみのシリーズもあります。気に入った天板デザインがあっても、サイズが選べるとは限らない点は先に確認しておきたいところです。
河口家具のデスク、サイズ別の実寸と価格



実寸と価格の比較とは、カタログ上の呼び名だけでなく、実際の幅・奥行き・価格を並べて判断材料にすることです。
taupeワークテーブル(ワゴン付き)は、120cmが幅120×奥行45×高さ72cm、140cmが同じ奥行き・高さで幅だけが広がる仕様です。ワゴンが引き出し収納を兼ねるため、書類を机の上に出したくない方に向いています。
KTデスクは幅1200×奥行500×高さ700mmの120cmと、幅を広げた140cmの2展開で、ナチュラルとウォールナットの2色から選べます。ホワイトオーク突板(側面耳部はアッシュ材無垢)の天板で、価格を抑えたい方に選ばれているシリーズです。
LUCASデスクは幅1200×奥行600×高さ750mmの1サイズのみで、奥行きが600mmとほかのシリーズより10〜15cm深いのが特徴です。奥行きに余裕がある分、天板の上に物を置いても圧迫感が出にくくなっています。
FOGGYデスクは120cmが幅1200×奥行450×高さ725mm、140cmが幅1400×奥行450×高さ725mmです。天板厚みは3cmで、ビーチ材の脚を組み合わせています。
価格は120cmクラスで31,790円から92,400円まで幅があり、140cmクラスでは42,570円から93,500円までの開きがあります。同じ「デスク」でも、素材と生産国によって価格帯が大きく変わることが分かります。
国産・日本企画・海外製、生産国は正確に分かれている

生産国の区分とは、企画した国と実際に組み立てた国が同じとは限らないという事実を、商品ごとに正しく分けて示すことです。
taupeシリーズは、生産国が日本と明記されています。私たちが福岡県大川市の自社工場で仕上げまで手がける、数少ない完全国産のデスクです。
KTデスクは、生産国・企画の欄に「ベトナム/日本(河口家具製作所)」と記載されています。企画とデザインは私たちが担い、製造はベトナムの工場で行っているということです。国産とは書かず、日本企画・ベトナム製造と正確に伝えるのが誠実な区分だと考えています。
LUCASデスクは、生産国がベトナムと明記されています。企画段階からの詳細情報は商品ページに記載がなく、KTデスクとは事情が異なります。
FOGGYデスクは、商品ページに生産国の記載がありません。記載が無い以上、国産とも海外製とも断定はできない状態です。分からないことは分からないまま、ここに書いておきます。
生産国は、価格や見た目だけでは判断できない情報です。気になる商品があれば、購入前に商品ページの記載を確認することをおすすめします。
長く使うためのお手入れと耐久性
お手入れとは、天板の素材ごとに異なる日常のケアと、傷や汚れが目立ったときの対処のことです。
アイカ工業メラミンを使うtaupeの天板は、表面が硬く水拭きに強いので、コーヒーをこぼしてもさっと拭き取れます。ホワイトオーク突板とアッシュ材無垢を使うKTデスクの天板はウレタン塗装仕上げで、天然木ならではの色味や節目に個体差があるのも特徴ですね。天然木化粧繊維板を使うLUCASの天板は、直射日光や高温多湿を避けると色味の変化を抑えられます。
脚部分は、FOGGYがビーチ材の塗装仕上げ、KTデスクがスチール製の焼き付け塗装、LUCASデスクが粉体塗装スチール材です。スチール脚は湿気に強い一方、重い物を乗せた状態で引きずると塗装が傷つくことがあるため、持ち上げて移動するのがおすすめです。
部屋の広さと用途からサイズを選ぶ
用途からの選び方とは、部屋の広さと作業内容を掛け合わせて、120cmか140cmかを絞り込む手順のことです。
天板素材や脚の構造まで含めた総合的な選び方は、ワークデスクの選び方|天板素材・サイズ・チェアで後悔しない一台で詳しく解説しています。この記事ではサイズと生産国に絞って書いていますが、椅子との組み合わせや天板素材の選び方まで含めて検討したい方は、あわせてご覧ください。
デスクの高さで迷ったときは、ダイニングテーブルの選び方と共通する考え方が役立ちます。ダイニングテーブルの高さ選び|一般的な目安・椅子との差尺・身長別の選び方では、椅子との差尺という視点で高さの決め方を紹介しています。デスクとチェアの組み合わせでも、同じ考え方で高さを合わせられます。
なぜ生産国を分けて書くのか
なぜ分けて書くのかとは、創業から大切にしてきた「目くばり、気くばり、心くばり」という理念に基づく理由のことです。
1959年の創業から、私たちは福岡県大川市でフルライン工場を持ち、塗装まで一貫して手がけてきました。すべての商品を自社工場だけで作ることが難しい時代になった今も、どこで企画され、どこで作られたのかを正直に伝えることが、家具を選ぶ方への誠実さだと考えています。
国産だから良い、海外製だから劣る、という単純な話ではありません。KTデスクのように、企画は私たちが担いながら価格を抑えるために海外の工場で製造しているシリーズもあります。どちらを選ぶかは、予算とこだわりのバランスで決めていただければと思います。
よくある質問
デスクは120cmと140cmのどちらが標準的ですか。
在宅ワークやパソコン中心の作業であれば、140cmを選ぶ方が多い傾向にあります。ただし部屋の広さやワンルームでの設置を考えると、120cmを選ぶ方も少なくありません。作業内容と部屋の広さの両方から決めることをおすすめします。
国産のデスクはどのシリーズですか。
デスクのラインナップの中で、生産国が日本と明記されているのはtaupeワークテーブルのみです。KTデスクは企画が日本、製造がベトナムです。
KTデスクは国産と呼んでよいですか。
KTデスクの商品ページには「生産国/企画:ベトナム/日本(河口家具製作所)」と記載されています。企画は私たちが担っていますが製造はベトナムのため、国産とは表記していません。
LUCASデスクに140cmサイズはありますか。
LUCASデスクは幅1200×奥行600×高さ750mmの1サイズのみの展開です。140cmをご希望の場合は、KTデスクやtaupeワークテーブル、FOGGYデスクをご検討ください。
デスクとチェアはセットで選ぶべきですか。
天板の高さとチェアの座面高さが合っていないと、長時間の作業で疲れやすくなります。デスクとチェアを組み合わせた選び方は、ワークデスクの選び方|天板素材・サイズ・チェアで後悔しない一台で詳しく紹介しています。
まとめ
デスクのサイズは、部屋の広さと作業内容の掛け合わせで決まります。生産国は、taupeが日本、KTが日本企画・ベトナム製造、LUCASがベトナム、FOGGYは記載なしと、シリーズごとに正確に分かれています。
どちらも価格や見た目だけでは分からない情報です。実寸と生産国を確認したうえで、暮らしに合う一台を選んでいただければと思います。デスクの一覧は河口家具製作所のワークデスク一覧からご覧いただけます。
河口家具製作所について
- 公式サイト:kawaguchikagu.jp
- オンラインショップ:kawaguchikagu-online.com
- バーチャルショールーム:バーチャルショールームを見る
- Instagram:@kawaguchikagu
